2010/11/02

鎌倉七福神


鎌倉・江ノ島七福神めぐり


七福神 名 称 所在地/交通
(弁財天) 江島神社/辺津宮・奉安殿 藤沢市江ノ島 2-3
小田急線・江ノ島駅叉は、江ノ電・江ノ島駅から徒歩8~15分。
(福禄寿) 御霊神社(権五郎神社) 鎌倉市坂ノ下4
江ノ電・長谷駅から徒歩5分
(大黒天) 長谷寺(長谷観音) 鎌倉市長谷3-11
江ノ電・長谷駅から徒歩5分
(毘沙門天) 宝戒寺 鎌倉市大町3-5-22
JR鎌倉駅(東口)から徒歩13分
(恵比寿) 本覚寺 鎌倉市小町1-12
JR鎌倉駅(東口)から徒歩5分
(寿老人) 妙隆寺 鎌倉市小町2-17
JR鎌倉駅(東口)から徒歩7分
(布袋尊) 浄智寺 鎌倉市山ノ内1402
JR北鎌倉駅から徒歩6分
(弁財天) 鶴岡八幡宮/旗上弁天社 鎌倉市雪ノ下2-1
JR鎌倉駅(東口)から徒歩12分


● 鎌倉・江ノ島七福神めぐり(鎌倉市)

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( 鎌倉の七福神めぐり )



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● 江島神社(弁財天)

 宗像三女神を祀る奥津宮(おくつのみや)・中津宮(なかつのみや)・辺津宮(へつのみや)の三宮を総称して「江島大神」という。
 社伝によれば、欽明天皇13年(552年)、江の島の南の洞窟に宮を建てたことに始まると伝える。神仏習合により「金亀山与願寺」と称する寺院であった。
 
 鎌倉時代に編成された歴史書「吾妻鏡」によれば、寿永元年(1182年)、源頼朝の命により文覚が島の岩屋に弁財天を勧請したとあり、これをもって創建とすることもある。歴代の鎌倉幕府将軍・執権や、代々の領主から崇敬を受けた。
 江戸時代には弁才天信仰が盛んになり、多くの庶民が参詣するようになった。

 明治元年(1868年)の廃仏毀釈により島内の多くの仏教施設や仏像などが破壊され、明治6年(1872年)には、仏教を廃して神社となり「江島神社」へ改称さられ現在に至る。

 日本三大弁天の一つに数えられている。
 

・(場 所):藤沢市江ノ島 2-3
・(交 通):小田急線・江ノ島駅叉は、江ノ電・江ノ島駅から徒歩8~15分。




● 御霊神社(福禄寿)

 平安時代後期、この辺りを領地としていた武将「鎌倉権五郎景政」を祭神としたことから通称「権五郎神社」とも呼ばれる。
毎年9月18日 の例祭で行われる「 面掛行列」は、神奈川県指定無形民俗文化財にもなっている。
 

・(場 所):鎌倉市坂ノ下4
・(交 通):江ノ電・長谷駅から徒歩5分




● 長谷寺(大黒天)

 浄土宗系の寺で山号を「海光山」、正式には「海光山 慈照院 長谷寺」と称し、通称「長谷観音」と呼ばれる坂東三十三観音札所・第4番札所の古刹。

 寺伝によれば、大和の長谷寺の十一面観音像と同木から造られた2体の十一面観音のうち、その1体(本)を本尊としたのが大和の長谷寺であり、もう1体(末)を祈請の上で海に流したところ、その15年後に相模国の三浦半島に流れ着き、これを本尊とし鎌倉に安置して開いたのが、鎌倉の長谷寺であるとされる。

本尊の「十一面観音立像」は、高さ9.18メートルの巨像で、木造の仏像としては日本有数のものと言われている。
 

・(場 所):鎌倉市長谷3-11
・(交 通):江ノ電・長谷駅から徒歩5分




● 宝戒寺(毘沙門天)

 天台宗の寺院で山号は金龍山。 正式には「金龍山 釈満院 円頓宝戒寺」と称し、萩(ハギ)の花の名所として知られ、「萩の寺」とも呼ばれる。
 鎌倉幕府最後の執権・北条高時の慰霊のため、その屋敷跡に後醍醐天皇の命を受けた足利尊氏により建立されたと伝わる。


・(場 所):鎌倉市大町3-5-22
・(交 通):JR鎌倉駅(東口)から徒歩13分




● 本覚寺(恵比寿)

 山号は妙厳 山と称する日蓮宗の古刹。現在の本覚寺・山門がある場所の前には、源頼朝が鎌倉幕府の開幕の際に裏鬼門(南西)にあたる方向の鎮守として建てたとされる夷堂と呼ばれる堂があった。
 天台宗系のものであったが、文永11年(1274年)に佐渡配流から帰った日蓮が一時、この夷堂に滞在し、辻説法などの拠点としていた。
その後の永享8年(1436年)に一乗院日出が日蓮にゆかりの夷堂を天台宗から日蓮宗に改め本覚寺を創建したという。

 後に身延山を再興した第2世の行学院日朝は、身延山への参詣が困難な老人や女性のために、身延山より日蓮の遺骨を分骨して本覚寺に納めたことから、「東身延」とも呼ばれるようになった。


・(場 所):鎌倉市小町1-12
・(交 通):JR鎌倉駅(東口)から徒歩5分




● 妙隆寺(寿老人)

 山号を叡昌山と称する日蓮宗の寺院。 


・(場 所):鎌倉市小町2-17
・(交 通):JR鎌倉駅(東口)から徒歩7分




● 浄智寺(布袋尊)

 山号を金宝山(きんぽうざん)と称し、臨済宗円覚寺派に属する鎌倉五山の第4位に数えられる禅宗の古刹。
鎌倉幕府第5代執権・北条時頼の3男である北条宗政の菩提を弔うために、弘安6年(1283年)に創建されたと伝わる。


・(場 所):鎌倉市山ノ内1402
・(交 通):JR北鎌倉駅から徒歩6分




● 鶴岡八幡宮(弁財天)

 鎌倉・源氏の守護神として祀られた鎌倉幕府・源頼朝ゆかりの神社。
 近年では日本三大八幡宮の一社にあげられることもあり、鎌倉観光の中心となっている。
また境内にある「源平池」には、旗上弁天社が祀られている。


・(場 所):鎌倉市雪ノ下2-1
・(交 通):JR鎌倉駅(東口)から徒歩12分