6月 / 水無月 ( みなづき ) の表紙画像
・(開成町・あじさい)
![]() |
開成町・あじさい 2019.06.13 |
町内全域がほぼ平坦地で、今も田畑を区切るように農業用水路を水が流れる「水の郷」でもある。
毎年、6月上旬~中旬の約1週間にわたり、「あじさいまつり」が行われているが、今年は1週間ほど早い開催で祭り期間は終わっていたが、アジサイの花は丁度見頃を迎えていた。(2019.06.13)
・(横浜市生麦・蛇も蚊も祭り)
|
横浜・蛇も蚊も 2014.06.01 |
「生麦(なまむぎ)」は、旧東海道沿いにあり、幕末の「生麦事件」で知られた半農半漁の村であった。この行事は、「端午の節句」の行事として旧暦の五月(新暦六月六日)に行われていたが、近年は参加する子供たちにあわせ、学校が休みの6月の第一日曜日に行われるようになった。 萱で作った蛇体を若者・子供たちがかつぎ、「蛇も蚊も出たけ、日和(ひより)の雨け、出たけ、出たけ・・・・」と大声で唱えながら町内をまわり、悪疫退散、無病息災、豊作大漁、そして子供たちの健やかなる成長を願う吉行でもある。
現在は、原地区と本宮地区だけに残されていて、横浜市の無形民俗文化財にも指定されている。 (2014.06.01)
・(開成町・あじさい祭り)
開成町・紫陽花 2015.06.13 |
昭和58年ころより農道や水路、あぜ道沿いに約5000株のあじさいが植えられ、「あじさいの里」として知られるようになる。
昭和63年には、「あじさいの里」を会場に、第1回の「開成町・あじさいまつり」が開催され、以来、今日まで毎年、6月上旬~中旬の約1週間にわたり、「あじさいまつり」が行われている。(2015.06.13)
・(伊勢原市・伊勢原大神宮の夏越大祓式)
大神宮の夏越大祓式 (2016/06/26) |
本来は旧暦6月と12月の晦日に行われ、6月を夏越・名越の祓、12月を年越の祓などといった。 元々は「百官万民」の犯した罪や穢れを除き去るために行う宮中行事であったが、神社でも行われるようになると、「蘇民将来」の故事に由来する「茅の輪くぐり」の神事が加えて行われるようになったとも言われる。
今日では12月の年越の祓は、年越の行事(除夜祭、初詣など)の準備の忙しさもあってか、やや衰退し、「夏越の大祓」も晦日に近い土日などに行われる例もみられる。
(2016/06/26)
・(伊勢原市・三之宮比々多神社の夏越の大祓)
![]() |
三之宮比々多神社の夏越禊 |
お祓いには、「茅の輪」を3回くぐることで身を清めたり、「人形(ひとがた)」に3度息を吹きかけて、穢れを移した人形を川に流し去ることで穢れを祓う行事(神事)が、今も各地で行われている。(2015/06/30)
( 今月の表紙画像 )
< 表紙へ戻る