2013/12/17

今月の表紙画像(2013)

2013年 今月の表紙

・ 1月の表紙画像

大磯の左義長
(大磯の左義長)

 大磯の左義長は、毎年、正月14日に行われる小正月の行事。
地元ではセエトバレエ(「さいとうばらい」が訛ったものとおもわれる)とも言われ、明治時代この地に居を構えた伊藤博文の側近が古くから宮中、神社などで使われていた「左義長」という言葉を使ったことが「大磯の左義長」として広まったとも言われる。

 「さいと焼き」、「とんど焼き」、「ドンドン焼き」など地方によって呼び名が異なるが、一般にはセエノカミサン(賽の神=道祖神)の火祭りで、書初めや正月飾りなどを焼き、習字の上達や、この火で餅や団子をあぶって食べ、無病息災を願う。
大磯の左義長

 「大磯の左義長」は、関東有数の規模で知られ、かっては遥か房総半島からも、その炎が見えたとも伝わる。
 
 昭和53年に「県指定無形民俗文化財」に、平成9年には「国指定無形民俗文化財」に指定されている。

尚、近年は1月14日が土曜日・日曜日・祝日ではなく平日の場合は、1月の第3土曜日に変更されるようなので注意の事。

 


・ 2月の表紙画像

横浜中華街・春節
(横浜中華街の春節)

 中国では、今も旧暦でお正月を祝います。
この期間を「春節」と言って、在日台湾/中国人が多く住む横浜・中華街でも毎年、爆竹や太鼓、シンバルなどの鳴り物の音と共に、中国獅子や龍が舞い、中国伝統衣装を着けた行列が、街内を巡り、お祭り気分でお正月を祝います。
 今年(2013年)は、2月10日(日)が旧暦のお正月(元旦)でした。




横浜中華街・春節













・ 3月の表紙画像

松田町・つるし雛
松田町・つるし雛
(松田町の雛祭り)
















・ 4月の表紙画像

比々多神社・人形山車
(三ノ宮・比々多神社の春の例祭)

三宮祭(さんのみやさい)の名で親しまれる、比々多神社の例大祭。 暴れ神輿と三基の人形山車、境内の舞台では里神楽が演じられる。









・ 5月の表紙画像

大磯・国府祭
(相模国府祭・鷺の舞)

「神奈川県無形文化財」










・ 6月の表紙画像

三之宮比々多神社の夏越禊
(夏越の大祓)

 1年のちょうど半分にあたる6月30日(晦日:みそか)に、この半年間の罪や穢れを祓い、これから暑くなる夏場以降の疫病除けを祈願し、家族の健康を祈る神事。
 お祓いには、「茅の輪」を3回くぐることで身を清めたり、「人形(ひとがた)」に3度息を吹きかけて、穢れを移した人形を川に流し去ることで穢れを祓う行事(神事)が、今も各地で行われている。




・ 7月の表紙画像

湘南平塚七夕まつり(2013/7/7)
(湘南平塚七夕まつり)

 今年(2013年)は、7月5日(金)~7日(日)の3日間、「湘南平塚七夕まつり」が行われた。 関東でも最大級の規模を誇り、例年たくさんの見物客で賑わう。
 前日(6日)に関東地方は異例の梅雨明けとなり、最終日は日曜日とあって大勢の人人人〃・・・ 真夏の太陽の下で会場も茹だる様な暑さ。
 




・ 8月の表紙画像

鳥屋諏訪神社・夏季例祭
(鳥屋・諏訪神社の夏季例祭)

 今年(2013年)は、8月10日(土)に鳥屋の諏訪神社(相模原市緑区鳥屋)の夏季例祭が行われていた。
 この日奉納される「一人立ち三頭獅子舞」は、300年以上も前から伝承され、《県指定無形民俗文化財》にも指定されている。
 連日の極暑で、今日もうだる様な暑さの中、「万燈振り」行列も汗、汗、汗・・・・・・




相模原市・鳥屋の獅子舞
鳥屋の獅子舞は、300年以上も続く伝統の獅子舞で、父獅子、母獅子、子獅子の三頭で舞う「一人立ち三頭獅子舞」。
 鳥屋・清真寺の10代住職・円海法師がこの地に伝えたとされ、三枚の筵(むしろ)を敷き、その限られた空間で演じられる舞は、別名「重箱獅子」と呼ばれる獅子頭同様、いかにも素朴で力強いものである。
 神奈川『県指定無形民俗文化財』
 およそ30分、舞い終わり白衣が汗で濡れ、頭を外した額から滴る汗を拭う今時の若者の顔に、大役を終えた安堵感と満足感を見る。



・ 9月の表紙画像

相模原市・下九沢の獅子舞
 (下九沢の獅子舞)

下九沢御嶽神社の獅子舞は、剣獅子・女獅子・巻獅子の三頭子と鬼面の岡崎の4人により、注連縄で囲まれた土俵のような円の中で舞われる。
 地域の伝統芸能として親しまれ、昭和51年に神奈川県の『無形民俗文化財』に指定されている。

 ようやく陽も傾き始めた午後3時、神社境内で奉納舞が演じられる。とは言え連日の猛暑で演者も汗・・・。「ガンバレ」と声がかかるなか約30分、無事演じきると拍手喝采とねぎらいの言葉がとぶ。




・ 10月の表紙画像

伊勢原・道灌まつり
(伊勢原・道灌まつり)

  今年(2013年)も10月5日(土)、6日(日)の2日間にわたり伊勢原市最大のイベントである「道灌まつり」が行われた。
 今回で46回目、まつりのハイライトは、2日目に行われる「太田道灌公鷹狩り/北条政子日向薬師参詣」の行列で、毎年、有名芸能人がこの役に扮し、見学者の楽しみとなっている。

 今年は、道灌役を柳沢慎吾さん、政子役を三浦理恵子さんが演じた。




・ 11月の表紙画像

横浜・大鷲神社酉の市
(横浜・大鷲神社の酉の市)

横浜市南区の真金町(まがねちょう)にある「金刀比羅・大鷲神社(ことひら・おおとりじんじゃ)」では、毎年11月恒例の「酉の市」が開かれ、たくさんの人でにぎわう。
 「お酉さま」と呼ばれ横浜市民から親しまれていて、市民はもとより、神奈川県下からも縁起物の「熊手」を買い求める人々でにぎわう風景は、横浜市の「無形民俗文化財」にも登録され、初冬の横浜の風物詩となっている。

 「お酉さま」がやってくると、「もうすぐ今年も終わりか」とあらためて思う季節であり、年末・年始の準備にいそがしくなる頃でもある。
 今年は、「三の酉」まであり、昔から火事の多いい年とも言われてきた。
 大小の露店がずらりと並んだ「大通り公園」沿いでは、来年こそはいい年になりますようにとの願いを込めて行き交う人の波が、夕方から夜遅くまでつづく。



・ 12月の表紙画像

小田原・飯泉観音だるま市
(小田原・飯泉観音のだるま市)

 小田原市飯泉飯泉山・勝福寺、通称「飯泉観音」では、毎年恒例の「だるま市」が開かれる。今年も縁起物のだるまを買い求める人々でにぎわっていた。

 「飯泉観音」は、坂東三十三観音の五番札所として知られ、境内で行われる「だるま市」は400年以上の歴史があり、関東地方でも一番早いといわれ、師走の風物詩にもなっている。